不安を一人で抱え込まない。子育て中のママにも必要な「社会との関わり」

女性にとって大きなライフイベントである出産・子育ては、全てが手探りで、言わば行き先のわからない地図を歩いているようなものです。それはまるで、家の中でも外でも、毎日子どもを抱えながらの必死なサバイバルゲームのよう。

「社会と関わる」と聞くと、なんだか“おおごと”なイメージを受けるかもしれませんが、実は、子育て中のママが社会との関わりを知ることによって、その地図に印をつけることができるようになります。

ここでは、子どもが産まれて家族が中心のコミュニティになりがちなママと、社会との関わりについてお伝えしてしたいとおもいます。

1.子育て中だからこそ「人とのつながり」が必要な理由

筆者は産休・育休を経て、育児時短制度を使わせてもらい、職場復帰をしました。育休中は、毎日子どもと一緒に居られることに幸せを感じつつも、母と子だけという小さなコミュニティの中にいるので、子どもの小さな気がかりなどを見つけてはネット検索をする日々でした。

子どもを預けることに罪悪感があり、泣く泣くでしたが職場復帰をして気づいたのは、“ささいなことを気軽にお話しできる人がいる”ありがたさでした。子育てを一段落した方たちのお話は、より大きな視点でお話してくれることで、今自分が抱えている悩みは小さなことだったのもしれないと気づくことがあります。そして何より嬉しかったのは、子どもの成長を職場の方と一緒に喜べることでした

情報化社会でネットが近いと、自分の求めている情報しか目に入らないものです。専門的な知識は得られるかもしれませんが、たくさんの意見があるという多様性を感じる機会を減らしてしまいがちです。信頼性のある情報なのかどうかを見極めるためにも、さまざまな年齢層の子育て経験者のお話を聞けると、より広い視点で子どもの成長を見守っていくことができるでしょう。

さらに、そんなママの姿を見た子どもは、社会とのコミュニケーションへの興味も湧くかもしれません。

2.仕事以外に社会と関わる3つの方法

筆者の場合は、2人目を出産する前に参加した趣味の教室で新たな社会のコミュニケーションが始まりました。

そんなふうに、趣味を含め、様々な方法で社会と関わることができます。

〈趣味を持つ〉

筆者が子どもの頃、母親はカルチャースクールなどに通っていました。昔は、学校の行事にも母親のカルチャーコミュニティが存在していたくらい、地域社会との関わりが強かったように思います。

最近ではマルシェ等も各地で開催され、自分の好みに合う仲間が集いやすく、コミュニケーションが取りやすくなっています。趣味を通じて出会うさまざまな年代の方とのお話は、子育てにおいてもわかり合えることが多いのが特徴です。趣味も子育ても応援してくれるので、新たな自分の居場所を発見することに繋がるかもしれません。

〈スキルアップの場に参加する〉

仕事と趣味の中間とも言える、スキルアップ。例えば育休を利用してなにかを得たいと思うような、そんなママたち同士で集まるコミュニティは価値観が似ているので育児のお話も自然と弾みます。

スキルだけではなく、子育てと仕事の両立のキーである時間の使い方なども社会との関わりとして役立っていくでしょう。

〈子育て支援センターを訪れる〉

地域によくある子育て支援センターは月例の近い子どもを持ったお友達が集まりやすく、また、上に兄姉がいる先輩ママさんのお話を聞けることもあります。

支援センターにはベテランのママさんが常駐していることもあるので、お話を聞いてもらえたり、周りのママさんのお話を聞いたりするうちに、悩みの内容は違くとも「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」という気づきを得ることもあるでしょう。

3.自然な流れでコミュニティに参加しよう

筆者は地元の人間ではないことがネックで、積極的にママ友を作ろうと思えない時期がありました。その一方で、ママ友同士で仲良くお出かけしているグループを見かけると、子どももママも「楽しそうだな」と思うこともありました。

しかし、子どもが小学生に上がり始めた今改めて振り返ってみると、「子どものためにママ友作りをしよう」と無理に思わなくても大丈夫だったな、という感想です。

「ママ友を作ろう!」よりも、「楽しいこと(子どもと)やってみよう!」で社会に触れてみるうちに、そこで体験したことから生まれるコミュニケーションに自然な流れを感じるのではないでしょうか。

そんな、自然な流れで子ども同士のお友達を作りたいと思ったときに筆者がオススメするのは、通いたい園の近くの公民館などで行われている、ワークショップなどの活動がある催しに参加することです。もし、どの園に通うかを迷われているならチャンスです。それぞれの園の特徴を勉強しながら、その催しに参加されている方にお話を聞いてみましょう。

少しずつ顔見知りの方が増えて、育児に彩りが出来てくるでしょう。

まとめ

子育て中のママに社会との関わりが必要な理由がお分かり頂けましたでしょうか。筆者はこの話題について改めて感じたのは「私だけじゃないんだ」と安心し、これからの子育てに勇気を持てる仲間がいると思えることに社会との関わりの意味があるということでした。

社会との関わりを持つことが必ずしもなにかの解決になるとは限りませんが、そこでのコミュニケーションを含めて、“関わろうという行動を続ける”ことで育児が実り多きものとなる可能性を感じました。

社会と上手に付き合い、子育てライフを共に味わい尽くしましょう!