夏休み期間の過ごし方に迷うママ必見!群馬の企画展巡りレポート

群馬の夏休みといえば、「日中の暑さを乗り切りながら、子どもの遊びたい要求をいかに叶えるか」で悩むことが多いですよね。筆者が初めて保育園上がりの長男の夏休みを体験した年は、毎日宿題のほかに何をしたら良いのか考えたものの、動画視聴にハマってしまうという苦い経験をしました。

毎年来る子どもの長い夏休みを、刺激の少ない家の中での行動に納めずに済む方法はないものかと思っていた矢先、次男の恐竜ブームが到来したきっかけで気になる催しを発見しました。それは普段、学校から配られる「チラシ」をチラッと見かけることがあった、県内の「博物館」などで夏休み期間中に行われている特別な催しです。

そこで今回は、夏休みの行動パターンがお決まりになりつつあるママ必見の「脱・日常!『企画展』巡りレポート」をお届けします。夏休みを利用して、「子どもの好奇心をくすぐり、豊かな視点を持つ成長の場」「夏休みのレジャーの一環」として、活用してもらえたらと思います。

第60回企画展「同居いきもの図鑑」[群馬県立自然史博物館]

冒頭にありました、次男の恐竜ブームのおかげで訪れた群馬県立自然史博物館。企画展価格で通常より割増の入場料でしたが、納得の作り込みでした。

企画展の入り口に「同居いきもの図鑑クイズにチャレンジ」の用紙が準備してあり、子どものクイズに答えたい気持ちをうまく学習に取り入れていて、普段の自主勉強ではめったに見ることのない真剣な子どもの表情を見ることができました。大人の目線でこのテーマの名を聞けば、なんとなく予測がつく内容ですので、入室するのには少々勇気が必要でしたが、「怖いもの見たさ」でつい真剣に展示物に見入ってしまいました。中でも、VRで見ることのできる“恐怖の黒い生き物”には悲鳴が上がりました。

普段は目をそらしてしまうため、マジマジと観察することがない生き物たちを、改めてじっくり見てみる。「家にいるのは人だけではない」ということを知った子どもが床に置いてあるオモチャに気づき、「ネズミに食べられないようにする」と想像を働かせていたことが嬉しかったです。

また、「自然史」の分類は、学校の教科で言うところの「理科(生物)」や「社会(歴史)」を含み、筆者には総合的な学習であると共に、身近さを感じる分野だと見えました。夏休みこそ勉強ではなく「体験」で、いつのまにか学習をしている…という状況になることが、有意義な過ごし方だなと思います。

(番外的には、次の日、主人が積極的に布団を干していたことが大きな収穫でした。)

第88回特別展夏休み子ども展「学ぼうカイコ」[群馬県立日本絹の里]

蚕で有名な群馬県。東北出身の筆者は何気に蚕を目にしたことはなく、蚕は恐怖でしかありませんでした。しかし子どもが産まれて、成長とともに虫とのお付き合いが増え、ついには蚕の展示会にまで足を運ぶこととなりました。

訪れるまでは、子ども自身も「イモムシなんか見たくもない」の一点張りでしたが、入場してみるとやはり「クイズチャレンジ」があり、途端にやる気が起きる単純なわが子。

蚕が最終的には着物などの高級衣類に変身する事実は、子どもの目にも新鮮に映ったのだと思います。特別展示室では生きている蚕を描くコーナーがあり、特徴を上手に捉えた蚕を描いているうちにどうやら愛着が湧いてきたようでした。展示の蚕人形を見つけるクイズには家族全員でチャレンジし、しまいには「あの蚕ちゃん人形が欲しい」とおねだりされるほど夢中になっていました(残念ながら非売品でしたが)。

実際に見学してみて感じたことは、「食わず嫌いはもったいない」ということでした。虫の好き嫌いは、ほとんど親の好みが影響するもの。入場料を払ってまで見たい生き物ではないかもしれませんが、夏休みだからこそあえて挑戦してみるのも、子どもの意外な姿を見られる貴重な体験となるように思います。

また、夏休みの課題の題材選びにもおススメです。筆者の子は、今年の課題は蚕の絵を描くことに決定し、本人も描く意欲があるのでとても助かりました。

はにわと出会う夏休み!わくわく古代体験‘19[かみつけの里博物館]


5世紀の世界を覗くことができる、かみつけの里博物館。なんと、群馬は全国でも古墳の数が多いのだそうで、こんなに立派な古墳を間近でみることは初めてでした。どんな王だったのか、日本の先祖たちは何を現代に残してくれたのだろうかと想像を巡らせるうちに、静かな時が流れているような感覚になります。

夏休み限定の「古代体験」。筆者一家は、「粘土でミニ円筒はにわつくり」に挑戦してきました。テラコッタ色の粘土を8等分し、そのうちの7つを平面板常に形作り、下から上へと重ねていく単純な作業のはずでしたが……実際はとても時間がかかり、意外と難しい。

「このはにわををどのように使うのだろうか」「はにわを作りながら皆でおしゃべりをしたのだろうか」などと考えながら、5世紀と現代を何度もトリップし、可愛らしい“はにわ”が4個並びました。

実際に体験してみて、物を作るワークショップは、「どうしたら上手に作れるのか」を考えさせられる「思考力」「発想力」を育てる良い機会だと思いました。特に家族での体験は、「完璧を目指してしまう大人」の応用力の無さと、未就学児の柔軟な発想力の違いを感じることになりました。次男は粘土遊びの延長のような感覚で、なんとはにわの穴から粘土製の「蚕」を登場させ、あっという間に「蚕のおうち」を作ってしまい、その発想力にとても感激しました。

まとめ

好奇心がそそられて楽しい時間を過ごすことができる企画展。自分では選ばないような内容の催しに参加することで、苦手だったものが可愛く思えたり、目に見えない小さな生き物の存在に気づいたり、物作りで発想力を感じたり。

長い夏休みの中で、自分の発想の中で時間を消化するだけではもったいないかも。ぜひ、涼しい場を求めつつ、企画展にお出かけして新しい発見を楽しんでみるのもオススメですよ。