大人が読んでも面白い!絵本を1000冊保有するライターが語る、絵本の魅力

今も昔も変わらない人気の子育てコンテンツ―絵本。子どもが目をキラキラ輝かせ熱心に耳を傾ける姿や、声をあげてページを指さす姿を目にし、読み聞かせを親子で楽しんでいるご家庭はもちろん、大人になって改めて絵本の楽しさや魅力に気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか? とは言え、家事・育児、仕事に追われる毎日の中で、読み聞かせの時間をなかなか取れないと悩んでいるママも少なくありません。

  • 読み聞かせにはどんな効果があるのでしょう?
  • どんな絵本を選んだらいいのでしょう?
  • そもそも、絵本って子どもだけのものなのでしょうか?  

子どもはもちろん、大人も楽しめる、そんな絵本の魅力をご紹介します。

「いま・ここ」の共有にピッタリな絵本の読み聞かせ

読み聞かせを通して愛された記憶は子どもの心を育てると言われます。また、言葉の獲得や聞く力などの効果もママとしては気になるところかもしれません。

絵本の読み聞かせをしていますか?

忙しい日々の中で子どもに絵本を読む時間をなかなか作れないのもママの本音ではないでしょうか?実際、片手間では絵本を読むことはできません。「あとでね」と言ったものの、結局読まずに一日を終えてしまった経験のある方も少なくはないでしょう。

子育てに絵本があることで受け取れるギフト

絵本で子育て12年目、保有絵本1000冊の筆者はあえて書きます。「子どもと絵本を読むのは楽しい。その時間の積み重ねは、子どもだけでなくママの心を支える。」と。  

たとえ1日5分でも構いません。膝の上に子どもの乗せて、もしくは一緒に寝転がりながら絵本の世界に入ってみてください。スキンシップはもちろん、「楽しいね」「美味しそうだね」「可哀想だね」など親子で共通の感情体験を持つことは、子どもとの「いま・ここ」を共有し、「私は子どもと向き合えている」とママが自分自身にOKを出せる源にもなります。

また、遠くまでお出かけしなくても、親子で楽しむ時間を持てるのも魅力です。その日々の積み重ねは、その子を支える力になり、心の中のアルバムとしてママの心も支えていきます。

お家での楽しみ方

読み聞かせをしなければ!と難しく構える必要はありません。ご家庭での読み聞かせは自然体で読むだけで十分です。その際、冊数よりも「誰とどんな気持ちで読んだか」を大切に、楽しみながら親子でたくさんの絵本に触れてみてくださいね。

読むだけじゃもったいない!体験する絵本の楽しみ方

絵本の面白さは、ママなど身近な人に読んでもらうことで、子どもが読み手と心を通い合わせることができるところにあります。お話を聴いて、純粋に絵本の世界にひたるのはもちろん、絵本で色々な遊び方や楽しみ方ができるところも大きな魅力です

絵本で遊ぶ、絵本を楽しむ

そこで今回、就学前後のお子さんとママにおすすめしたいのが、絵本の世界を日常でも親子で楽しめる「絵本あそび」です。絵本を読んだら、それを現実の遊びにつなげてみましょう。空想の中と実生活の中、その両方に体験の世界を持つことで、子どもの感覚は豊かに広がってゆきます。 絵本と言ったら「お話」と思われがちですが、自然、動物、料理、科学、工作…など、実は題材として取り扱われるテーマは多岐に渡ります。

実際に「絵本あそび」をやってみよう

例えば、『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん/作、こぐま社)を読んだ後、一緒にホットケーキを作って食べたり、『ピッツアぼうや』(ウィリアム・スタイグ/作・木坂涼/訳、らんか社)で、お子さんをピッツアに見立てた触れあい遊びもオススメです。

また、『しっぽのはたらき』(川田健/文・薮内正幸/絵・今泉吉典/監修、福音館書店)の読後に動物園に足を運び、実際の動物を目にすれば、子どもたちは絵本の内容を一層深く感じ取ることでしょう。

大人にも良い気づきの時間に

お子さんは何に興味を持っていますか?子どもの関心に合う絵本を選んだら、親子で一緒に遊んでみましょう。それはきっと、大人にも良い気づきの時間となるはずです。

”大人こそ、絵本” のすすめ

絵本は子どもだけのものなのでしょうか?

「絵本は子どもが読むもの」と思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?子育て中のママに限らず、疲れている大人が近頃増えている気がします。そんな方にこそオススメしたいのが絵本です。

心身ともに疲れている時に分厚い本を読むことは難しいですが、選び抜かれた文章と絵で成り立っている絵本ならば、短い時間で自由に想像を膨らませることができます。また、自分の中に沸き起こった喜怒哀楽の感情をストレートに受け取ることもできます。

実際に、大人向けに絵本を読むと、感極まって泣き出してしまう方も。絵本のどの部分が心の琴線に触れるかは人それぞれですが、人生経験を重ねたからこそ得られる深い味わいや感動が絵本にはあります。

ママの心に寄り添う絵本

ここで、子育て中のママにおすすめの絵本を2冊ご紹介します。ニュージーランドの子育て支援施設に伝わる詩を題材にした『今日』(伊藤比呂美/訳、下田昌克/画、福音館書店)の「今日、わたしはお皿を洗わなかった」から始まる詩は、シンプルかつストレートにママの心に響きます。紡がれる優しい言葉に、冷えて固まっていた気持ちもホロホロと解けてゆくことでしょう。育児に一生懸命だけれど、自分に自信がもてないママに「これでいいんだよ」と背中をそっと押してくれる一冊です。

『あかちゃんがわらうから』(おーなり由子/作、ブロンズ新社)は、“今”を生きるからこそ放てる子どもという“ひかり”のまぶしさや、共に生きる幸せを感じられる一冊です。

まとめ

作家の柳田邦男さんは著書『絵本の力』(河合隼雄・松居直・柳田邦男/著、岩波書店)の中で「絵本は人生に3度」と書かれています。3度とは、子どもの時、子育ての時、そして人生の後半を指します。

絵本は子どものためだけのものではありません。子どもも大人も共有できる文化であり、芸術です。 今回ご紹介した絵本は、ほんの一例です。2度目を迎えた今だからこそ、是非お子さんと一緒に絵本の世界に飛び込んでみてください。ママだからこそ感じられる何かに出会えると思いますよ。

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