子どもが発達凸凹かな?と思ったら。相談の流れ、社会との付き合い方

最近「発達障害」って言葉、よく聞きますよね。テレビでも特集が組まれたり、本もたくさん出版されています。我が家の小3息子も、まさに発達凸凹君。色々と大変な毎日です。

発達の相談をしようと、病院に電話をすると「半年待ち」「一年待ち」は当たり前。群馬県でもそれだけ多くの子ども達が、病院へ相談に行っているんですね。今では決して珍しいことではないと思います。

では、もし我が子が発達に問題があるかも?と思ったら、何をするべきなのでしょう?心配だけど、どうすれば良いのか分からない。どこに相談するべきなのか迷ってしまう。悩んでいるママは意外に多いはず。

ここでは、私と息子の体験から、発達の相談先、診断の流れなどをご紹介します。もしかして?と思ってるママの参考になれば嬉しいです。

発達凸凹はいつ判明する?

発達のペースは、個人差がとっても大きいものです。どこから凸凹になるのか、判断は難しいと思います。

「発達障害」と一口に言っても、特徴も様々で「あれ?もしかして…」と感じるタイミングも、人によって違います。0歳児で気付くこともあれば、大人になってから分かる人もいます。

発達凸凹に気付く時

「うちの子、もしかしたら…?」と思うきっかけで多いのは

  • 検診の時に指摘される
  • 同じくらいの年齢の子と比べると、ちょっと違う、目立つ
  • 保育園、幼稚園での集団生活が難しい

我が家の場合も保育園に入ってから、「あれ?」と思うことが増えてきました。やっぱり、同じ年の子と一緒にいると目立つ部分がよく分かるんですよね。

周りの子と比べた時に

  • 言葉が明らかに遅い
  • 他の子ができていることができない
  • 会話が成り立たない
  • 意志の疎通ができない
  • 歩き始めが遅い

などがあると、親としては、不安になったり心配になったりしますよね。

もちろん、このようなことがあったからと言って、発達凸凹となるわけではありません。生まれつき、発達のペースが平均よりもゆっくりな子もいます。

発達障害のなかでも診断名・症状名は、本当にたくさんあるので、子どもの行動をよく見て、その子の行動を理解することが大切になります。

我が家の息子の場合

うちの息子の場合は、私が保育園の参観日に行ったことがきっかけでした。それまでも、息子はいわゆる「育てにくい子」だったと思います。

  • 赤ちゃんの時から、寝ない!泣きっぱなし!
  • 人見知り・場所見知りが激しい
  • 極端な怖がり

正直、生まれた時から大変でした…。寝不足続きの私は、当時「あぁ、人って寝なくても生きてられるんだ。」と思いました。

それでも、泣き虫なんだな~くらいでそれほど気にしていませんでした。息子は言葉が出るのも早く、歩き始めも平均的だったので、検診で指摘されることはありませんでした。

しかし、保育園での様子を見ると明らかに目立っているんです!

  • 先生の説明を聞いてないので、何をして良いか分かってない
  • 次の準備が一人だけできない
  • 運動が苦手すぎる

あ、これはちょっと大変なのかも」と感じました。当時は今ほど発達障害がメジャーではなかったので、すぐには結び付かなかったのですが、ちょっと個性的すぎるのかなと心配になりました。

わかった後はどうしたらいい?相談フローの例

息子がちょっと目立つかも?と感じた私は、すぐにネットや本で調べました。当時はスマホがやっと普及し始めた頃で、今より情報が少なかった時。

それでも「発達障害」「ADHD」「アスペルガー」などの言葉が見つかり、「きっとコレなんだ」と感じました。

まずは地域の窓口へ

ネットや本で調べたところ、各地域には相談窓口があるとのこと。私は早速、町の役場へ向かいました。

電話で問い合わせれば良いのに、焦ってた私は直接「保健センター」へ。「子供の発達で相談したいんですが!」と緊張しながら係の人へ言いました。

  • 息子の年齢(当時5歳・年長)や特徴
  • 発達に問題があると感じること
  • どうすれば良いのか分からない

などを伝えました。

そこで保健師さんは町でおこなっている「発達相談」を紹介してくれました。その場で予約を取り、その日は帰宅。漠然とした不安がありましたが、少し前進した気がしました。

心理士さんの発達相談へ

予約の日になり、役場でおこなわれている発達相談へ息子と行きました。そこは心理士さん(心の専門家)がいて、話を聞いてくれる場所でした。これまでの経緯を話すと、心理士さんは「一度病院へ行ってみたら」といくつかの病院を教えてくれました。

ほかにも、普段の生活の中でできる工夫や、親がイライラしてしまう時の対処法などのアドバイスが。話を聞いてもらえるだけでも、ちょっとスッキリするものです。

その後、教えてもらった病院へ予約の電話。しかし、どこも半年~1年待ち!やっと1ヶ月後に見てもらえるところを探し、予約ができました。

そして、病院へ

1カ月後、病院へ。まずは息子と2人で診察室に呼ばれました。先生がいくつかの質問をして、それに答える息子。

その後、私と先生だけで話をしました。息子の様子を見たり、質問の答えを聞いたりした先生から「ADHDの傾向がある」と言われました。

(※現在は診断名を直接伝えるのではなく、「お子さんにはこんな特性があります」と伝える医師も増えてきています。)

ADHDは注意欠陥多動性障害とも言われるものです。

  • じっとしていられない
  • 集中力に欠ける
  • 忘れ物が多い
  • 整理整頓が苦手

などの特徴がありますが、その子によっても傾向が違います。

「多動」と聞くと、椅子に座っていられずに歩き出してしまうイメージが強いですが、息子はそんなことはありません。でも、じっとしていられず、常にユラユラしたり、モジモジしてしまうんです。同じ診断名でも、特徴は本当に色々です。

息子の普段の様子や保育参観で見たことを思うと、納得の結果でした。私は先生の言葉を聞いて、少しホっとしたのです。

「やっぱりこの子はちょっと育てにくい子なんだ。大変と思っていたのも、私のしつけや接し方のせいではなかったんだ。」

そう思って、気が楽になりました。医師から診断されると、ショックで認めたくないというママも多いと思います。でも、私のように、診断されたことで「ちょっと肩の荷が下りた」と感じる人もいるはず。

発達障害は、病気ではなく子どもの個性だと私は思います。診断名を知ることで「その子に合ったサポート方法や対処のしかたを見つけやすくなる」メリットもありますよね。

病院へ行くタイミングは?

発達凸凹かも?と思ったら、早めに相談窓口へ行くことをおすすめします。

  • 地域の保健センター
  • 地域の発達相談窓口
  • 発達を専門にしている小児科

保健センターでは、私が利用した発達相談などを実施したり、見てくれる病院を紹介してくれたります。どこへ行けば良いか分からない時には、地域の役場や保健センターなどへ相談してみてくださいね。

最終的には医師に診断してもらうため、直接へ病院へ行くのもOKだと思います。息子の場合は、5歳・年長の時に病院へ行きました。

病院へ行くタイミングは、やはり早めがおすすめ。予約が取りづらく、けっこう待たなければならないので、医師に診てもらいたいと思ったらすぐに行動しましょう!幼稚園へ入る前や、就学前に病院へ行く子が多くなっています。

その子に必要なサポート

地域の窓口や病院で相談した後は、その子に必要なサポートをしていくことになります。

  • 療育・通級教室へ通う
  • 病院で投薬をおこなう

療育・通級では、苦手なことを練習することができます。専門のスタッフが一人一人の特徴に合わせて、プログラムを考えてくれます。薬が必要だと判断されれば、投薬がおこなわれます。医師とじっくり相談して、どのように進めていくか決めていきましょう。

分からないこと・困ったことは、どんどん周りに相談するべきです。親だけで悩まずに、他の人にも遠慮せずに頼っていきましょう!

園・保育所・学校との付き合い方

発達障害と診断されたら、幼稚園・保育園・学校などとの付き合い方も考慮していく必要があります。問題なく集団生活を送れるなら心配ありませんが、特徴によっては難しい場合も。

  • クラスで動き回って、他の子の邪魔をしてしまう
  • 友達とのトラブルがある・手を出してしまう
  • 勉強のペースについていけない

家ではそれほど気にならなくても、他の子がいる場所だと落ち着かなくなってしまう子もいると思います。そのため、先生と情報を共有することが大切。

家庭での様子や、病院で言われたことを先生に伝えて、普段のクラスでどんな感じなのか詳しく教えてもらいましょう。

相談して、どのようなサポートをするべきなのかを見つけていくと良いですね。「家庭だけ・先生だけ」で対策をするのは、とても難しいです。協力しながら、ぴったりの方法を見つけていきたいですね。

「合理的配慮」ができる

「先生に色々お願いするのって、申し訳ない」「他の子もいるのに、特別扱いなんて逆に目立っちゃうかも」って思うこともありますよね。私もそうでした。先生に色々言って、モンスターペアレントって思われたらどうしよう~って。

でも、ここは遠慮せずに、子どものために積極的に先生と連絡を取っていきましょう。少し前から、文部科学省によって「合理的配慮」が推奨されています。

教育についての障害者の権利を認め、この権利を差別なしに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため、障害者を包容する教育制度(inclusive education system)等を確保すること

文部科学省HP

難しい言葉で書かれていますが、配慮が必要な子には、必要なサポートをしましょう!ってことです。手助けをお願いしたい時は、ぜひ先生に頼んでみてくださいね。私も、学校の担任には本当にお世話になっています…。

何度も電話で話したり、直接相談したり。幸い、いつも理解ある先生ばかりで、優しくサポートしてもらっています。

先生へのお願いのポイント

先生へお願いをする際に私が気を付けているポイントを紹介します。

  • 入園・入所・入学・進学後すぐに伝えておく
  • 子どもの傾向・特徴を言う
  • 具体的に「〇〇して欲しい」と伝える

相談するのは、早い方が良いです!できれば、新しい学期が始まる4月前に伝えておけると安心ですね。クラス替えや担任の先生を考慮してくれると思います。

具体的に、サポート内容をお願いするのも大切。「しっかりしていないので、お願いします!」と言われても、先生も何をするべきか分かりませんよね。

でも親としては「先生に言ったはずなのに、やってくれていない。」と感じてしまって、お互いモヤモヤ…。なんてことも。

うちの場合は

  • 忘れ物が多いので、帰りに「宿題持った?」など声を掛けてほしい
  • 集中力がないので、席は前の方にしてほしい
  • 整理整頓ができないので、定期的に確認してほしい

と伝えています。忙しいのに本当にすみません!ごめんなさい!の気持ちでいっぱいですが、息子には必要なことなので、言うようにしています。

特別扱いされることで、クラスメイトからの目が気になるなら、それも先生に相談してみましょう。さり気なく、上手にサポートしてくれます。

支援級・サポート学級などの選択もある

通常学級での勉強が難しい場合は、支援学級などの選択もあります。近年は、支援学級も色々な形になっています。

  • 全科目支援級でおこなう
  • 科目によって支援級で授業を受ける
  • 通常学級に通いながら、通級教室を利用する

我が家の息子は、現在通常学級に通いながら、通級教室にも行っています。ここでも、学校や家庭、必要なら医師と相談しながら、どれがベストなのか決めてくのが良いですね。

参照:群馬県HPすぐそばにある特別支援級

また「放課後等デイサービス」という、放課後訓練が可能な施設を利用できる福祉制度もあります。こちらは自治体に申し込むものですので、各市町村に確認してみてくださいね。

子どもにぴったりなサポートをカスタマイズしていこう!

発達凸凹かも?から、相談、必要なサポートなど、我が家の場合を元にご紹介しました。繰り返しになりますが、発達の特徴や支援方法は一人一人違います。診断名も大切だけど、その子に合った方法を見つけ出すことが最優先。必要な時には、家庭だけで頑張らずに、どんどん周りを頼っていきましょう。

我が家もまだまだ試行錯誤の最中です。時に悩んだり、時に落ち込んだり、ゆっくりと進んでいます。発達凸凹も息子の個性。彼に合ったサポートをして、一緒に楽しく過ごしていければ良いなと思っています。